【メディア掲載】

 

広報・IR・リスクの専門メディア「広報会議」で「広報担当者のための企画書のつくり方入門」を連載中です。

平井彩子の「彩色兼美」〜昭和枯れすすき〜

2013.11.25 ハッタリとシッタカ

 
誤認してる人が多いんですよね。ハッタリとシッタカを。
 
「ハッタリ」ってのは、自分がデキル奴だと思われたいとか、自身を大きく見せたいと思うがために、多少の嘘をつくことだ。
「シッタカ」ってのは、文字通り、知らないくせに知った風な態度を取る知ったかぶりのこと。
 
ハッタリは、仕事上、ときに活用されることがあるが、シッタカが活用された場面を私は見たことがない。
わからないことをわかったと言って、それがスルーされるようであれば問題ないだろうが、バレたときの居心地の悪さと言ったら半端ない。
 
そして、最近気づいたが、シッタカをする人は、1度だけではなく何度も色んな場面で知ったかぶりをする。それが繰り返されて、自身の信用を失っていく人を私は何人も見ている。
 
人前で実際よりも格好良く見せようとする「ええかっこしー」という意味では、ハッタリともかぶる。しかし、ハッタリは、コミュニケーション能力のひとつとして、”ハッタリ力”なんて言葉も出てるくらいなので、多少強気な姿勢の表れとして仕事上認められている範囲(を超えなければ許されるのだろう)だろう。
 
そう考えると「ハッタリ」は、手段のひとつで、何かビジネスを円滑に進めようとするためのコミュニケーションだが、「シッタカ」は、単に自身のプライドを守るだけのためにする行為だから厄介だということがわかる。
 
そんなにプライド保ってないと生きていけないなんて、苦しいじゃないか。
 

もう少し、楽に仕事してみたら、生きてみたらどうだろう。

 

オマエに言われたくないって?え?

ワタシはシッタカなんてしませんよ。ねぇ。

プロフィール

平井彩子(ひらいさいこ)1980年東京生まれ。

中小企業診断士  独立系ソフトウエア開発会社にて、システムエンジニア、プロジェクトマネージャとして業務システムの構築現場を数多く経験。その後、中小企業向けコンサルティング会社に転職し、中小企業の経営を支える生々しい仕事を経験。2012年コンサルタントとして独立後は、経営支援、企業研修、執筆等、幅広く活動中。趣味は人間観察と梅干づくり。

コメント: 0