【メディア掲載】

 

広報・IR・リスクの専門メディア「広報会議」で「広報担当者のための企画書のつくり方入門」を連載中です。

横田響子との往復書簡

「女の目線・男の目線」〜その中間に解がある〜

株式会社コラボラボ  代表取締役 横田響子
株式会社コラボラボ 代表取締役 横田響子

2013年6月12日(水)

 

【上の句】女の目線・男の目線  ver 1.0

 

ひとまず自己紹介的な・・・・・・

 

コラボラボという会社を経営してます”よこきょう”こと、横田響子です。今回、敏腕プロデューサーの片岡英彦御大と恐れながらも往復書簡、上の句下の句でやりとりしてみようじゃないかコラムを始めます。

 

自己紹介いたしますと、女性社長300人が集まるイベント「J300」を仕掛けさせてもらったり、女性社長1300人のコミュニティ「女性社長.net」を運営しておったりします。(是非詳しくはWEBダ・カーポを読んでいただきたいです。片岡さんがすんばらしく私を紹介してくださってます)

 

簡単にもうしますと「若手女性経営者のことならよこたきょうこに聞け!!!」というポジションをいただいてます。そしてそんな私も一応、小さな所帯ながら「女性社長」やらせてもらってます。

さて、一応、女性リーダー的な私が今回のコラム(往復書簡?)に期待、チャレンジするところは、他力本願です(笑)

 

日々、組織を引っ張り、周囲に振り回され疲れてますので

 

「たまには、リードされてみたいの。。。片岡さん」

 

と甘えてみたり。

 

そして元来ちゃらんぽらんな人間なのに立場上、「仕事きっちり」(←当然ですね)の日々。時には丸投げ&振り回してみたい願望に侵されています。

 

ということで

 

「じゃじゃ馬になって、なんでもお料理できる片岡さんを困らせてみたいの」

 

と考えてます。なので、よこきょう側のテーマは「他力本願」です。

 

数あるプロジェクトの陰の仕掛け人片岡さんは、過去は、「進め!電波少年」で宣伝をされてたり、マクドナルドのメガマック話題づくりで大行列を作ってみたり、マクドやったかと思ったらジョブス時代のマックにもいらしたり。。。な敏腕宣伝プロデューサーならなんとかしてくれるに違いない。。。です。

 

みんな!片岡さんが翻弄される(かもしれない)姿を見たくないか!!!!です。
これから天真爛漫にぶっこんでいきますんで”夜露四苦”!!そんなスタンスで臨みたいのですが、いかがでしょうか。。。片岡さん。

 

2013年6月12日(水) 

横田響子

横田響子プロフィール

1976年生。お茶の水女子大学卒業後、'99年株式会社リクルート入社。6年間人材部門を中心に営業・新規事業立上げ・事業企画を経験後退社。2006年株式会社コラボラボ設立。女性社長を紹介する「女性社長.net」、女性社長300名が集結するイベント「J300」、女性社長の逸品を販売する「Wooooomen's(ウィーミンズ)」を企画運営。大手企業を中心とした新規事業の立ち上げ、販促支援など多数のプロジェクトを運営。女性キャリアデザイン協会理事、内閣府・男女共同参画連携会議議員を務める。血液型はB型。

2013年6月13日(木)

【下の句】「女の目線・男の目線」 ver. 1.0 

 

なぜ断らないのだ・・・!?

 

旧知であるコラボラボの横田響子さんに「往復書簡」というマニアックな「コラボ」のお願いをした。ご快諾頂いた時に、私が最初に思ったのは失礼ながらこの言葉だった。

「コラボラボ」の代表だけに「コラボ」の「ラボ(研究室?)」の依頼は断りにくいのか?私の右脳なお願いに何かとてつもない将来性を感じてしまったのか?あるいは何か壮大な勘違いをしているのか?

40歳を過ぎると、私も何かと疑い深くなるものだ。

 

もっとも私は「釣った魚にエサは与えない」主義なので、煮て喰うか焼いて喰うか。塩で喰うかタレで喰うか。今はそんなことを考えている。

 

ところで、話は急に変わる。

 

「他力本願」という言葉には2つの意味がある。1つは「人まかせ、他人依存」という意味。ただし、これは本来の「他力本願」の意味ではない。

 

「自らの修行の功徳によって悟りを得るのでなく、阿弥陀仏の本願によって救済されること」というのが、本来の「他力本願」の意味だ。

 

どうやっても思いどおりにならないような究極の状況に陥った時に、自己中心的な考えを捨て「あーだこーだ」ジタバタせず、「仏の力」にまかせて生きることが、本来の「他力本願」なのだ。

 

そういえば、よこきょうさんを、以前、インタビューさせてもらったことがある。彼女の人柄を一言で「利他心ある経営者」とまとめたのを思い出した。

 

心の「貧しき人びと」は、「私が、私が・・・」と最期まで「我」を貫く。「利他心」を持たない。心の「豊かな人びと」は、どこか「他力本願」であり、最期は「自分以外」の何かもっと大切なもの(公共心?利他心?友情?)を、心の拠り所に持つ。

 

もっとも、これまでの私の経験上、「私は他力本願(他人任せ)です」と言った女性で、本心から「他力本願(他人任せ)」だった人は一人もいない。

 

「たまには、リードされてみたいの。。。」と甘ったるい声を投げかけた女性に本当に「リードされてみたいの。。。」と思っていた女性もいない。

 

「他人任せ」「リードされたい」というのは、ある種の究極の「自己主張」なのである。

 

「私に似合うオススメのカクテルください・・・」的な。

 

人間というものは矛盾した生き物だ。女性は人間である。ゆえに女性とは矛盾した生き物だ。

 

おっと・・・私の安っぽい上着のボタンが床に落ち、コロコロとよこきょうさんの足元に転がっていった。次回どんなお返事がくるのか、今から楽しみだ。

 

2013年6月13日(木)

片岡英彦