【メディア掲載】

 

広報・IR・リスクの専門メディア「広報会議」で「広報担当者のための企画書のつくり方入門」を連載中です。

アンナの日記 〜灯台下暗し〜

 

「しとんなる」

 

 数日前のこと。窓の外を見ながら突然、

 

祖母:「じゃめき、じゃめき!」

 

私:「は?なんて?」

 

祖母:「じゃめき。じゃーっと大雨が降ったり止んだりするこったい。」

 

私:「へぇ~知らんかった~。何でじゃめきて言うと?」

 

祖母:「…熊本弁たい。」

 

何かと擬音が多い熊本弁。もはや外国語を勉強しているかのようです(笑)

 

 

全国的に人気の博多弁に対して熊本弁の印象は、語気が荒いとかケンカしてるみたい、と聞きます。そんなつもりはないけど、上の会話を客観的にみると…納得(笑)

 

逆に熊本人は関東のスマートな言葉が怖かったり、コテコテの関西弁に圧倒されたりします。人見知りな県民性を発揮して、熊本弁のインパクトの強さを忘れちゃうんですね(笑)

皆さんは家族や親しい人などと話すとき、タメ口で話しますか?

 

尊敬語や丁寧語遣いますか?かなり印象の違う熊本弁と博多弁ですが、共通する意味のステキな言い回しがあります。

 

熊本弁"~しとんなる(しとらす)"

 

博多弁"~しとんしゃる(しとんしゃぁ)"

 

共通語にすると"~していらっしゃる"になってしまうんですが、そこまで堅苦し過ぎず、ちょうどいい程度に相手を敬う気持ちが入った言葉です。

 

同じようなニュアンスの方言がある地域は他にもあると思いますが、ステキだなぁと思います。熊本の県民性(個人の見解です)

 

"かなり人見知りだけど、一度打ち解けるととても優しくてフランク"

 

私って、ザ・熊本人…(笑)

 

 

2013.6.23 アンナ

 


アンナ プロフィール

熊本生まれ、熊本育ち。"ド"が付く程ではないけれどかなりの田舎で、祖父母と父、札幌出身で「在熊」32年なのに未だに熊本弁を話せない天然な母との間で育つ。ディープな熊本弁の祖父母と対照的な母の影響で、バリバリの熊本弁となんちゃって共通語を使い分けるバイリンガル。18歳のとき地元タウン情報誌の着物モデルオーディションをキッカケに、撮影にたまに呼んで頂けることに。これがモデル人生の始まり。19歳で東京のモデル事務所所属オーディションに合格。マガジンハウスのファッション誌"BOAO"(現在は廃刊)専属のBOAOフレンズとなり、一時上京。その後、2006年から福岡のモデル事務所に所属。ファッションショーへの出演を中心に活動、現在に至る。T170 W58 H85