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広報・IR・リスクの専門メディア「広報会議」で「広報担当者のための企画書のつくり方入門」を連載中です。

平井彩子の「彩色兼美」〜昭和枯れすすき〜

2014.06.25 「余計なお世話だよ、おじさん」の続きの続き

 

「少子化、晩婚化(うんぬん)…早く結婚してほしいと思って…」と聞いて、余計なお世話だよオッサンと思ったのは私だけじゃないはず。(まぁ、この発言を誰に言わされてるのかも謎だけど)

 

議会の場での出来事に話題性は大きいが、世間ではこんなことのオンパレードだろと思う。

「なんで結婚しないの?」

むしろ言われすぎて、これは言われるうちが花なのかなと思うくらい。

 

このぐらいはまだ慣れっこだが、結構キツイのは、妊娠中の女性と話していて稀に「産んだことないんだからわかんないでしょ」と言われること。

 

うーむ。そりゃそうだけど…としか言いようがない。

 

・結婚したことないからわかんない

・産んだことないからわかんない

・会社経営したことないからわかんない

・資金繰りに困ったことないからわかんない

・やったことない仕事だからわかんない

 

上2つはともかくとしても、何でも体験しないとダメって思考は危険だと思う。

 

何でも体験しなきゃいけないとしたら、私たちコンサルタントは、一体いくつの業種、いくつの苦労を経験しなきゃならないだろうか。

酒の飲めない利き酒師、ソムリエだっているだろうし、未婚の離婚コンサルタントがいたっておかしくない。だって、その道のプロなんだから、それでいいじゃないか。

 

話を経営者に戻せば・・・

資金繰りに困ってなくても、会社をどうしていきたいのか、リスク回避するために、今何をするのか、内外の状況照らして考えるだろう。自分1人で難しいなら、仲間に相談するもよし。その過程で計数への意識も養われることも多いだろう。そして、いざというときを乗り切る力を何らか手に入れる。

すべて経験しなくたっていいはずだ。

 

経験しなきゃダメと思っているなら、それは自分で自分の思考をがんじがらめにしてるかもしれない。

物事は捉え方次第。変な変換はしない方が精神衛生上もいいと思う。

 

そんな続きの続きでした。

プロフィール

平井彩子(ひらいさいこ)1980年東京生まれ。

中小企業診断士  独立系ソフトウエア開発会社にて、システムエンジニア、プロジェクトマネージャとして業務システムの構築現場を数多く経験。その後、中小企業向けコンサルティング会社に転職し、中小企業の経営を支える生々しい仕事を経験。2012年コンサルタントとして独立後は、経営支援、企業研修、執筆等、幅広く活動中。趣味は人間観察と梅干づくり。

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