【メディア掲載】

 

広報・IR・リスクの専門メディア「広報会議」で「広報担当者のための企画書のつくり方入門」を連載中です。

平井彩子の「彩色兼美」〜昭和枯れすすき〜

2013.07.25 褒められて・・・夏

 

歳のせいか、代謝が悪くなったのか、夏になったのに体重が落ちない。バテナイ。ビールが美味しい。


そんな折、近所の診断士仲間からフィットネスクラブのチケットをもらったので、久しぶりに行ってみた。

 

いやぁ、インストラクターの人って褒め上手だよね。
絶妙なタイミングで褒めてくる。

「いやぁ、そんなにたくさんこなせるなんて、アスリート級ですよ」

「初めてなのに上手ですね」


うーん。あまり褒められると、「それほどでも・・」と遠慮がちな気持ちになるが、こういうのは真に受けておくことも大事だな。意外と気分いいかも。


まとめ:ジムは、わりと持ち上げて褒める

続いて、化粧品売り場。

 

ここも上手だよね、褒めるのが。

 

些細なことを大きくとらえるものの事実にもとづいて褒める。抽象的なことは言わない。

 

「まつ毛の密度が濃くていいですね」

「まつ毛がしっかり上を向いていいですね」とか。まつ毛ばっかだな。。。


まとめ:化粧品売り場は、事実に忠実に褒める。


そして、極めつけは原宿にある某ファッションビル。

久し振りに数店舗入店したが、どこも接客が心地よい。

 

すぐに試着を勧めないが、放っておくこともしない。

相手がどうしたいかをよく見ており、お客さまの好みにあった話をする。美容院に近い感じ。そして、私が商品に対するコメントをすると、自身の見解も交えながらも私の意見に共感して同調する。


あまりに接客が心地よかったため、最後に入った店で「どのお店も接客が上手ですね」と話したら、すかさず「お姉さんが話しやすいからですよぉ、すごく自然体なんですもん」と、結局こちらを持ちあげてくる始末。
ハハハ・・・汗


まとめ:アパレルは、距離感命。共感力がポイント。

 

褒められるのって、自己肯定感を助ける意味合いがあるなと、この3つの体験で思った私。

 

実は私、褒められるの苦手なんです。褒められると困惑した顔をしてしまうほど苦手。

でも、素直に受け取れないでいると、普通の会話でも相手の話していることを受け取れなくなってしまうのではと、最近思うようになったんですよね。なので、とりあえず一旦なんでも受け止めてみよう、と。

 

自分の気持ちの状態を自分で理解できるようになると、冷静になって楽になれる。

だから、一旦自分の気持ちを整理しましょうねナンテ、悩めるリーダーに話したことがあったけれど、意識してないと自分の気持ちに流されるんだと最近の自分を振り返って思う。

 

みなさんも是非、買い物で褒められたら、真に受けてみてね。へへへ

プロフィール

平井彩子(ひらいさいこ)1980年東京生まれ。

中小企業診断士  独立系ソフトウエア開発会社にて、システムエンジニア、プロジェクトマネージャとして業務システムの構築現場を数多く経験。その後、中小企業向けコンサルティング会社に転職し、中小企業の経営を支える生々しい仕事を経験。2012年コンサルタントとして独立後は、経営支援、企業研修、執筆等、幅広く活動中。趣味は人間観察と梅干づくり。

コメント: 2
  • #2

    ひらいさいこ (金曜日, 26 7月 2013 12:26)

    まるみさん、コメントありがとうございます。
    褒めちぎられたわけではありませんよ。この3事例で、相手に疑問を抱かせない褒め方というのを学んだ気がします。これからもこのコラムをよろしくお願いいたします。

  • #1

    まるみ (金曜日, 26 7月 2013 11:44)

    お店のひとは、通りいっぺんのリップサービスはするものの意外にすべてのお客さんを誉めちぎるわけではないと聞いたことがあります。やはり、平井さんのお人柄なのではないでしょうか…私も平井さんを誉めてみたくなりますもの… まるみ