【メディア掲載】

 

広報・IR・リスクの専門メディア「広報会議」で「広報担当者のための企画書のつくり方入門」を連載中です。

平井彩子の「彩色兼美」〜昭和枯れすすき〜

2013.05.28 血行不良

 

相変わらずタイトルが暗い。(そんなツッコミは聞かないことにして・・・)
血行不良って、手脚の冷え、頭痛、肩こりのもとって誰でも知ってるんだけどさ、会社も血行不良になるらしいのよ。
あ、もちろんお金がまわらない血行不良もあるけどさ、今回はちょっと違う話。

『情報共有が不足して、混乱がおきています』

『では、グループウエアで情報共有をしよう』

『でも、現場では日々色んなことが起きるから、何をグループウエアにアップして、何をあげないのかを決めないと』

『えーーそんな内容の話もいちいち会議で話さないといけないの?』


・・・と、そんな会話が会議で繰り広げられる。


『ってかさ、そもそも・・・もちっと雑談レベルでいいから現場で課題共有するような話しをしたりしないわけ?』


と、聞いてみたら驚愕の回答。


『しません』


えーーーーーーっっっ、それだよ、問題はそこだよ。毎日顔突き合わせて、会議出りゃ隣に座ってたのに、普段は話しません。。。か。

 

「ナレッジマネジメント」という経営用語で、知識の重要性が説かれ、グループウェアで情報共有だとかっていうけど、情報を蓄積しているだけでは、知識と経験を知恵には変えられないのよ。

 

どうしたら課題を解決できるのか、そもそもそれは本当に課題なのか、この会社の価値観ならどう判断するのか等々。会話の中で解決していくこと、学ぶことも多いはず。
1人で悩んでいるよりも、誰かと会話をした方が解決が早いなんてこと、皆さんも経験あるのでは?

そ、血行不良っていうか、もはや便秘だよね。ハハ

 

プロフィール

平井彩子(ひらいさいこ)1980年東京生まれ。

中小企業診断士  独立系ソフトウエア開発会社にて、システムエンジニア、プロジェクトマネージャとして業務システムの構築現場を数多く経験。その後、中小企業向けコンサルティング会社に転職し、中小企業の経営を支える生々しい仕事を経験。2012年コンサルタントとして独立後は、経営支援、企業研修、執筆等、幅広く活動中。趣味は人間観察と梅干づくり。

コメント: 1
  • #1

    片岡英彦 (木曜日, 06 6月 2013 11:15)

    試しにゲストブックを作ってみた。